WING
住友化学、新型コロナ診断センサー会社に資金提供
臭気検知デバイスで迅速診断、開発資金の7割供出
住友化学は、イスラエルのナノセント社が開発を進めている臭気検知デバイスを用いた新型コロナウイルス感染症の迅速診断センサー開発に対して、資金を提供する。開発のために必要な資金の7割を供出するという。
ナノセント社は2017年に設立したイスラエルのベンチャー企業。周辺の化学的環境に応じて電気抵抗値が変化する「ケミレジスタ」材を搭載した臭気検知デバイスと、デジタル技術を融合した様々な新型センサーの開発に取り組んでいる。
そのナノセント社では、新型コロナウイルス感染症の拡大抑止に向けて、鼻の呼気からウイルス感染を検知できる迅速診断センサーの開発に着手。国境や空港、病院などにおける感染スクリーニングシステム構築のため、既にイスラエルおよび欧州の病院や高精度な検査技術を開発する企業と連携し、実証実験をスタートしたという。
臭気検知デバイスを用いて即時に・・・・・・。