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デルタ航空、新型コロナで全18機の777-200型機を年内で退役
MD88とMD90は6月に前倒し退役でフリート縮小・近代化加速
デルタ航空は5月14日(現地時間)、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年末までに、保有する全18機の777-200型機(LRを含む)を退役する計画を明らかにした。詳細な退役時期は、後日あらためて発表する。新型コロナウイルスの感染拡大で運休・減便が長期化し、需要が大きく減退していることなどを踏まえ、フリートの縮小・近代化を加速する一方、コスト効率に優れた新型機での運航を拡大する。なお、デルタ航空は先月、MD-88およびMD-90の退役時期を、6月に前倒しすることを発表済みだ。
デルタ航空のギル・ウェスト最高経営責任者(CEO)は「777型機は1999年の就航以来、デルタ航空の成功には欠かすことできない存在であった。そのユニークな運航特性により、当時は777型機でしか運航することがでいなかった超長距離線の新たな市場開拓にも貢献した」と振り返った。・・・
※写真=デルタ航空が18機の777-200型機を年内に退役。新型コロナでフリート規模の縮小や近代化を加速する(提供:デルタ航空)