★安倍首相、新たな日常取り戻すスタートの日

　「間違いなく日本は終息への道を進んでいる」

　安倍首相は5月14日、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、京都、北海道の8都道府県を除く39県に対して緊急事態宣言を解除したことについて会見し、「間違いなく日本は終息への道を進んでいる」と述べ、14日はコロナの時代の新たな日常を取り戻していく本格的なスタートの日と位置づけた。
　39県の外出自粛は同日解除され、39県は各自治体が作成した制限解除のロードマップに則り、段階的に制限解除を進めていく。自治体によっては県内の移動・旅行の制限解除も始まるとみられる。

　緊急事態宣言解除、来月39県間の旅行可能に
　8都道府県21日に再評価、解除なら国内往来も

　8都道府県は感染者、重症者は減少しているものの、まだリスクが残っているとし、外出自粛を継続するとともに、地方への移動も控えるよう要請したが、1週間後の5月21日を目途に専門家会議で評価し、解除基準に合致すれば「31日を待たずに解除する」と述べ、早ければ21日にも解除する可能性を示唆した。
　ただ、安倍首相は解除は「少しずつ段階的」とし、県をまたいだ移動は今月中は可能な限り控えるよう要請した。また、引き続きテレワークの推進と時差通勤の実施、外出時のマスクの着用必須、「三密」の徹底を要請した。

※写真＝緊急事態宣言の解除で会見する安倍首相(出典：首相官邸公式サイト)