★帝国ホテル3月期通期決算、減収減益に

　コロナで甚大な影響、3月は客室販売数8割減

　帝国ホテルの2020年3月期（19年4月-20年3月）の連結決算は、売上高が前年比6.6％減の545億5800万円、営業利益は37.3％減の31億6000万円、経常利益は34.2％減の34億9500万円、当期純利益は34.8％減の24億400万円と、減収減益だった。次期通期予想は「未定」としている。
　今期は、昨年開催されたG20首脳会議、即位の礼、ラグビーワールドカップに万全な体制で臨み、大きな成果を挙げたが、第4四半期に入り、とくに2月以降は新型コロナウイルスによる甚大な影響を受けて3月の客室販売数は8割減、ほとんどの宴会が取り消しとなるなど、売上が大幅に減少した。