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JAXA・ISRO、降雨プロダクト検証・改良等で実施取決め
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とインド宇宙研究機関(ISRO)は6月20日、降雨プロダクトの検証・改良と利用研究に関する実施取決め(Implementing Arrangement)を締結した。この取決めは、一昨年11月にJAXAとISRO間で締結した宇宙分野の協力促進に関する了解覚書(MOU)に基づき、新規協力案件の一つとして合意したもの。
JAXAは全球降水観測計画(GPM)二周波降水レーダ(DPR)データ及び全球降水マップGSMaPデータをISROに提供する一方、ISROは保有する気象衛星データ、およびインド域の地上で観測している降雨データをJAXAに提供し、それぞれがデータ検証を行うことで、互いの降雨プロダクトの精度向上を図っていくという。また、降雨が多いアジア地域において、衛星データ利用による気象予測の精度向上など衛星利用技術の向上に貢献していく方針だ。