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2020.05.18

ウイングトラベル

★日本人の海外旅行需要回復に1年以上かかる

 トリップアドバイザー、国内旅行から順次復活
 
 トリップアドバイザー日本法人の牧野友衛代表取締役は、メディアとのミーティングで日本の旅行需要の見通しについて、「今は旅行に関する動きは止まっているものの、消費者の旅行に対する重要性は依然として変わっていない。コロナ収束後は国内旅行から需要が戻り始めていくだろう。その一方で海外旅行の回復は1年以上かかると見ている。また、訪日インバウンドは外国人の国外旅行意欲が依然として強く、確実に以前の状況に戻ってくる。そうした中で国内の観光関連事業者は再び旅行需要が動き出したときに備えておくことが重要」と指摘した。
 その上で、新型コロナウイルス収束後の早期の旅行需要回復に向けて、消費者向けにコロナ収束後に行きたい旅行スポットに関する情報を募るキャンペーンを実施するほか、5月中旬から下旬をめどに初めての試みとなるBtoBセミナーをオンラインで開催することを明らかにした。同社はキャンペーンを通じてコロナ収束後の旅行動向を見極めていくとともに、国内の観光関連事業者に対してはトリップアドバイザーの情報を活用した旅行者の誘客方法に関するレクチャーを行い、早期の観光需要回復を後押ししていきたい考えだ。

 

※写真=トリップアドバイザー日本法人の牧野友衛代表取締役

 

 現状は最新情報や飲食施設の営業支援など展開
 コロナ関連の口コミは投稿内容の確認強化
 日本人旅行者、6割が一年以内に国内旅行へ
 感染リスク低いアウトドアやドライブ旅に関心
 外国人旅行者は長距離海外旅行に一定の関心
 訪日インバウンドも確実に回復へ
 国内観光事業者向けに初のウェブセミナー実施

グラフ=日本人旅行者の次回旅行意向(トリップアドバイザー資料より)

 

グラフ=外国人旅行者の海外旅行意向(トリップアドバイザー資料より)