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スペースウォーカー、IHIの液酸/メタンエンジン搭載へ
LNGエンジンから方針転換、100kNメタンエンジン搭載
スペースプレーンの開発を目指すスペースウォーカーとIHIがこのほど、取引基本契約書を締結した。これにより、IHIのLOX(液体酸素)/メタンエンジンをスペースプレーンに搭載することを想定して、スペースプレーンを開発することを目指す方針だ。現在開発中の機体には、IHIが開発をしている推力100kN級エンジンを搭載する予定だ。
スペースウォーカーは2022年に科学実験用サブオービタルスペースプレーンの打ち上げを実施する計画で、そのためのスペースプレーンの開発を加速中だ。スペースウォーカーとIHIは、去る2018年8月に「有翼式再使用型サブオービタル宇宙輸送システムの事業化に関する覚書」を締結しており、IHIからサブオービタルスペースプレーンにおけるLNG(液化天然ガス)推進系の開発などに関し技術的支援を受けていた。
当初はIHIのLNGエンジンを搭載することを目指していたものの、・・・・。
※画像=スペースウォーカーは開発中の機体にIHIのLOX/メタンエンジンを搭載することを決定した。画像はスペースウォーカーの将来のスペースプレーンイメージ(提供:スペースウォーカー)