RAC、17年度決算で4.2%増収入53億4000万円
前年度の最高値を更新、Q400CC導入で輸送力強化
琉球エアーコミューター(RAC)の2018年3月期決算(2017年4月1日〜2018年3月31日)は、提供座席数、貨物収容能力の拡充に伴って、営業収入が前年度比4.2%増の53億4017万1000円と前年度の過去最高を更新した。営業利益は3.8%増の5億6687万3000円と収入同様前年度を上回ったが、退役機材部品除却など特別損失を計上したことなどによって、経常利益が0.2%減の5億2587万1000円、当期純利益が18%減の3億8724万2000円となった。
RACでは、2016年度からDHC8-400カーゴ・コンビ(Q400CC)を順次導入して、輸送能力を拡充してきた。2017年6月には4号機、2018年2月には5号機をそれぞれ就航させて、旅客・貨物・郵便とも輸送量増大に伴って収入も増えた。特に、旅客輸送は那覇-宮古線、宮古-多良間線、宮古-石垣線、那覇-奄美線が前年度を大きく上回り、旅客実績が4.8%増の52万7970人となった。これは、前年度の過去最高をさらに約2万4000人上回る数字で、旅客収入としては3.9%増の39億6700万円となった。