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ユーグレナ、バイオジェット燃料供給スケジュールは柔軟対応
オリパラ延期も航空会社らと調整、商業プラント設計を年内開始
微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)を使ってバイオジェット燃料やバイオディーゼルの製造・供給を目指すユーグレナは5月15日、今年から航空会社に提供することを目指していたバイオジェット燃料の供給について、「スケジュールは柔軟に対応する」との方針を明らかにした。当初は今年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピック大会開催に際して、バイオジェット燃料の供給することを目指していたが、同大会は来年に延期に。そこでユーグレナでは、航空会社はもとより、空港、運送会社などとの調整を進めているという。
ユーグレナは今年1月末、日本で初めて竣工したバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(横浜市)に導入しているバイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術が、国際規格であるATM D7566規格を取得することに成功。化石由来のジェット燃料と同等であることが認められ、これによりユーグレナの実証プラントで製造した燃料は、民間航空機のフライトにも搭載することが可能であることが認められた。
さらに、国土交通省が「航空機に搭載する代替ジェット燃料の取り扱いについて」の一部改正を・・・・・。
※写真=横浜にあるユーグレナの実証プラント(提供:ユーグレナ)