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2020.05.20

WING

河野防相、ポスト・コロナで各国と積極意見交換

現状変更を警戒、自由で開かれたインド太平洋確認

 河野太郎防衛大臣は5月18日の閣議後会見で、“自由で開かれたインド太平洋”ビジョンを共有する各国の風潮として、ポスト・コロナを見据えて関係国同士の意見交換を活発化させている状況について説明した。コロナ禍の中、南シナ海、東シナ海で中国が一方的な現状変更を図っている。こうした動きや他国のコロナ対応について、各国が積極的に意見交換を行っているという。「国際会議がリアルでなくなった分、電話会談、VTC、その他で埋め合わせようと、日本だけでなく様々な国が行っているのでは」と話し、日本も引き続き関係国との会談を活発に行いたい考えを示した。
 このところ河野大臣は、海外の国防担当大臣と頻繁に電話会談を行っている。5月に入って、カナダ、オーストラリア、インド、フィリピンと行い、直近では米国、ニュージーランド、シンガポール、インドネシアとかなりのペースだ。こうした活動に「当然こういう状況なので、様々な国との防衛協力・防衛交流というのは必要」なことであり、コロナ禍とは関係なく行っていくべきとした。・・・

 

緊急事態宣言解除も「緊張感持って対応」