防衛省、仏国防省と共同研究取決めを締結
次世代機雷自動探知技術について
防衛省とフランス国防省は先頃、次世代機雷探知技術に係る共同研究に関する取決めを締結した。
この共同研究は両者が共同で、高精度な自動探知・類別技術を取得することを目指して、試作を含むその後の共同研究の実現可能性を2年間程度かけて検討するものとなっている。防衛装備庁によれば、共同研究を通じて日仏双方が保有する技術的なノウハウや強味を相互に活用した効率的な研究が期待されるという。
機雷は水中に敷設されてその探知が容易ではない。まずその存在の探知(他の物体との識別)、そして機雷の種類を識別する「類別」を行うことではじめて、その機雷の起爆方式に応じた対処が可能となる。この機雷探知は熟練者のノウハウが重要な要素を占めているが、これを自動化するための研究が日、仏双方で進められている。AIを活用したセンサ情報の分析評価などが自動化の重要な要素と見られる。