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米インド太平洋軍司令官、小野寺防相を表敬
北朝鮮対応に日米連携重視、CVIDのコミット言及
先ごろ米国インド太平洋軍司令官に就任したフィリップ・S・デイビッドソン海軍大将は6月21日、防衛省を訪れ小野寺五典防衛大臣を表敬訪問した。デイビッドソン司令官は、統合幕僚副長の本松敬史陸将により栄誉礼・儀じょうで迎えられると、小野寺大臣とあいさつを交わし、強固な日米同盟を重視することに言及。大臣との会談では、米朝首脳会談の結果を踏まえた北朝鮮への対応を中心に、話し合いが行われたと見られる。
小野寺大臣はあいさつの冒頭で、米朝会談後の北朝鮮の対応について触れた。現在、北朝鮮が「目に見えたかたちでの非核化を含め、行動に出ているわけではない」と述べると、続けて「非核化に向けた動きを注意深く見守る必要がある」との考えを示し、米韓合同軍事演習が中止となったことに釘を刺した。その上で、改めて「日米の連携が重要だと考えている」と話し、日米ともに北朝鮮による具体的な行動を引き出す必要性を強調した。