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2020.05.25

WING

防衛省、自衛隊の南スーダン司令部派遣1年延長を発表

UNMISS司令部要員の活動期間を21年5月31日まで延長

 防衛省は5月22日、国際連合南スーダン共和国ミッション(UNMISS)における、UNMISS司令部への自衛官派遣を1年延長すると発表した。自衛隊のUNMISS活動としては、2011年11月から司令部要員を派遣しているほか、2012年1月から2017年5月末まで陸上自衛隊施設部隊を派遣していた。2020年5月現在は、兵站、情報、施設、航空運用の各幕僚として、4名の陸上自衛官が南スーダンの首都ジュバで活動しているところ。
 南スーダンは2011年7月の独立以来不安定な情勢が続いたが、今年2月に国民統一暫定政府が樹立し、安定に向けた取り組みが継続している。国連安全保障理事会はこうした情勢を踏まえ、今年3月12日にUNMISSの活動期間を2021年3月15日まで延長する安保理決議第2514号を採択。日本政府としても、南スーダン国際平和協力活動実施計画の一部変更し、派遣期間を2021年5月31日まで1年間延長することにしたという。
 なお、実施計画における変更の内容と変更前期間における実施状況は国会に公告することになっているとのこと。