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2020.05.25

WING

河野防相、防大・防衛医科大入校式を正式に中止

防大では7月から課題取り組み、英語は自主学習で

 河野太郎防衛大臣は5月22日の閣議後会見で、防衛大学校および防衛医科大学校の入校式を正式に中止すると発表した。両学校の入校式は、4月上旬開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期していた。それが、現状を考慮して、中止することにした。「感染拡大防止を考えると、式典を実施する状況にないと判断」したという。4月に各学校長が発出した講話などをもって新入生の激励としたいとのことだ。
 自衛隊幹部候補生が学ぶ防大について河野大臣は、感染拡大防止に配慮して「5月7日から学生に課題を与え、それを実施する」よう対策を取っていると説明した。また以前には、勉強に遅れが出ないよう、それぞれ個人で英語の学習について指示を出した。「学生はしっかりとやってくれていると思う」と話した。
 また、一部課外活動も許可が出るなど、教育現場は自粛緩和に向かう中で様々な形でスタートし、感染症による遅れを取り戻す状況にある。しかし残念ながら、防大が所在する神奈川県については、感染リスクが高い状況だ。そのため河野大臣は「全面的に以前と同じような状況にすぐにはならないかもしれないが、できるところから順次進めたい」考えを示した。4年間のうち1、2ヵ月ほど停滞した状況で「影響は全くないとはいえない」とするも、遅れを取り返すべく「学校側や学生にも努力してもらいたい」と述べた。

 

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