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2020.05.26

WING

陸自第22即応機動連隊が宮城県船形山で不明者捜索

災害用ドローン投入も発見至らず、21日撤収へ

 防衛省・自衛隊は、宮城県加美町船形山で男性1人が行方不明になった事案で、5月18日に宮城県知事から災害派遣要請を受けて行方不明者の捜索活動を行った。同捜索には陸上自衛隊第22即応機動連隊が警察および消防と協力して活動。災害用ドローンを投入して捜索に当たったが、21日に撤収要請を受け、不明者が見付からないまま撤収となった。
 不明となった男性は16日に、山菜を採りに宮城県船形山へ行ったと見られる。夜になっても男性が戻らなかったため、家族が捜索願を出した。捜索では山中の道路で男性の車が見付かった。
 18日16時40分、多賀城駐屯地の第22即応機動連隊長は、宮城県知事による災害派遣要請を受けて、翌19日午前9時20分から捜索活動を開始した。21日まで捜索を行ったが、15時30分に宮城県知事からの撤収要請を受けて活動を終了。自治体による地上での捜索活動もこの日に終了となった。
 第22即応機動連隊は21日、30人の隊員および災害用ドローンで捜索を実施。災害用ドローンは、入り組んだ地形でも取り付けられたカメラによって上空から捜索活動を実施することができる。ドローンによる捜索も進めたものの、この日も発見に至らず、残念ながら活動終了となった。

 

※図=第22即応機動連隊が捜索を行った船形山の位置(提供:統合幕僚監部)

※写真=第22即応機動連隊による捜索活動の様子(提供:統合幕僚監部)