ウイングトラベル
★香港政観がセミナー、徐々に観光再開の動き
外国人受け入れは、もう少し時間必要
香港政府観光局(HKTB)は5月22日、オンラインで旅行業界向けセミナーを開催した。セミナーでは、香港の新型コロナウイルス関連の現状などについて説明が行われたほか、香港現地のホテル、テーマパークの関係者からリアルタイムの情報が提供された。
セミナー冒頭ではHKTBの堀和典日本局長があいさつした。堀局長は「現在、日本・香港双方で入国制限が行われているため、日本人の香港への訪問再開についてはもう少し時間がかかると見ている。そうした中で、SNSを駆使して香港に行きたいと想起させるようなキャンペーンの実施を検討している。また、渡航再開後のリカバリーについては香港が公衆衛生上安全なデスティネーションであることを打ち出していくとともに、よいニュースはメディアに向けて積極的に発信していきたい」と述べた。
5月から日常生活の制限が徐々に緩和
ステイケーションなど新たな動きも
セミナー最後には再び堀日本局長が登場し「現在は厳しい状況が続いているが、ここを乗り越えると旅行業界全体が強くなると思っている。渡航制限が解除されれば本当に旅行したいと思っている人々から戻ってくることになるだろう。また、新たな旅行形態が出てくることも予想され、今後はこれに対応した付加価値も求められてくることになるのではないかと考えている」と述べた。
※写真=オンラインセミナーで参加者にあいさつする香港政府観光局の堀和典日本局長