ウイングトラベル
★航空業界の債務、今年末までに59兆円超の規模に
巨額の債務負担が業界再建の重し
国際航空運送協会(IATA)は5月26日(ジュネーブ現地時間)、航空業界の世界的な債務が今年末までに5500億ドル(約59兆1200億円)にまで膨れ上がる可能性があるとの分析を結果を明らかにした。2020年初頭の債務水準と比較して、およそ1200億ドル(約12兆9000億円)拡大することになる。
このうち670億ドルは政府融資が500億ドル、繰延税金50億ドル、ローン保証120億ドルで構成する見通しにあると分析。残りの520億ドルは、商業ローン230億ドル、資本市場負債180億ドル、新規のオペレーティング・リースによる負債50億ドル、既存のクレジット・ファシリティへのアクセス60億ドルなどを含む。