ウイングトラベル
★西武ホールディングス通期、コロナで減収減益
ハワイ事業は増収で黒字に転ずる
西武ホールディングスが発表した2020年3月期の通期連結決算によると、営業収益は前年比2.0%減の5545億9000万円、営業利益は22.5%減の568億2300万円、経常利益は25.4%減の487億7000万円となり、減損損失の計上などにより当期純利益は89.7%減の46億7000万円と減収減益だった。1月下旬以降の新型コロナウイルス感染拡大により、外出自粛やイベント自粛、インバウンド減少などの影響を受けた。
セグメント別の業績のうち、「ホテル・レジャー事業」は営業収益が4.8%減の2091億5300万円、営業利益は59.2%減の80億5400万円、「ハワイ事業」は営業収益が17.8%増の224億8500万円、営業利益は5億1100万円と黒字化した。
新中期経営計画の策定見送り、現行計画取り下げ
コロナで想定が大きく変化、当面の難局乗り切る
西武ホールディングスは5月26日開催の取締役会で、2020年度を初年度とする3カ年の「西武グループ中期経営計画(2020-2022年度)の策定を見送るとともに、昨年5月に公表した2019年度を初年度とする「西武グループ中期経営計画(2019-2021年度)を取り下げることを決議した。