記事検索はこちらで→
2018.06.25

WING

JAL、自転車輸送用受託荷物ボックスを開発

まずは8月から国内ツアー商品で、将来は個人客にも

 日本航空(JAL)は、自転車輸送用の受託手荷物専用ボックス(SBCON(TM) エスビーコン)を一般社団法人せとうち観光推進機構(所在地:広島県広島市)および合同会社S-WORKS(本社:東京都港区北青山)と共同開発することに成功した。この専用ボックスは、国内線ツアー商品の旅客の受託手荷物用として、今年8月からサービスを開始する。また将来的には、個人旅客も利用することができるように、準備を進めていく方針だ。なおJALではサービス開始に先駆けて、この専用ボックスを利用したモニターツアー(7月2日発売予定)の設定も予定している。
 JALによると、今回の自転車輸送用受託手荷物専用ボックスの開発は、地方創生の一環として同社が展開している新・JAPAN PROJECTのテーマの1つである交流人口の拡大を目指す施策として、今後ますます盛んになることが予想されているサイクルツーリズムの多様なニーズに応えるべく開発したとのこと。従来、自転車を預かる際には、旅客自身で自転車を分解し、輪行用の袋などに収納する必要があったが、この専用ボックスを利用することにより、旅客の自転車の分解・組み立てを最小限に留めると共に、より安全かつ丁寧に目的地まで輸送することが可能となるという。