中東情報収集の第2次隊「きりさめ」が任務開始

9日に第1次隊「たかなみ」から交代、安全に貢献

　中東地域の情報収集活動水上部隊は6月9日、第1次隊の「たかなみ」から第2次隊の「きりさめ」へ交代を完了した。「たかなみ」は任務を終えて帰国の途へ向かい、新たに「きりさめ」が情報収集活動を行って、日本関係船舶の航行の安心と安全に寄与することになる。
　第2次隊の「きりさめ」は、世界的なコロナ禍の中で感染リスクを減らすため、乗員は乗艦前にPCR検査を行い、全員の陰性を確認した上で、14日間日本近海で訓練などを行って健康状態を観察。その後、乗員が発症していないことを確認して、5月25日に中東の海域へ向かった。
　一方の第1次隊「たかなみ」は、2月2日に横須賀を出港して、同任務に就いた。中東地域は、米国とイランで関係が一時険悪になった上、油田施設への砲撃事案など発生した。・・・

※写真＝9日に情報収集任務の交代を果たした、手前側の「たかなみ」と、奥側の「きりさめ」（提供:統合幕僚監部）