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2020.06.11

WING

ロシア、Tu-95MS 4機がオホーツク海等を飛行

米空軍F-22による迎撃の様子を動画等で公開

 ロシア国防省は6月10日(ロシア現地時間)、ロシア航空宇宙軍のTu-95MS戦略爆撃機4機がチュクチ海、ベーリング海、オホーツク海の公海上を定期飛行したと発表した。
 チュクチ自治管区とアムール地方の飛行場から飛び立った4機は約11時間を飛行。飛行ルートの一部では、対領空侵犯措置として迎撃に来た米空軍のF-22戦闘機が同行したということで、その際の写真と動画をホームページやSNSで配信している。
 ロシア国防省は、Tu-95MSなどの長距離航空機は北極海、北大西洋、太平洋、黒海、バルト海の公海上を定期的に飛行していると述べた上で、「ロシア機の飛行は全て国際空域規則を厳守して行っている」として、ロシア機の行動に問題はないことを強調。更に、2020年5月には米空軍の戦略爆撃機がロシア国境に沿って5回飛行していると米国の行動を牽制した。

 

※写真=Tu-95MS 4機がチュクチ海、ベーリング海、オホーツク海の公海上で定期飛行を実施した。迎撃に来たF-22は、ロシア機の飛行ルートから第11空軍第3航空団所属機とみられる(提供:ロシア国防省)

※写真=ロシア国防省は「飛行は全て国際空域規則を厳守して行っている」と強調した(提供:ロシア国防省)

 

※動画=Tu-95MSが撮影した今回の飛行の様子(ロシア国防省公式ツイッター)