★シンガポール航空、新たな健康・安全対策展開

　乗客にマスクや消毒液などのケアキット提供など

　シンガポール航空（SIA）は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、健康と安全に関する対策を強化したと発表した。機内やラウンジなどすべての施設の清掃基準を見直したほか、機内サービスや食事提供の方法も見直しを行った。
　同社は医療専門家や関係当局、パートナー会社の助言や旅客からのフィードバックを踏まえ新たな対策を検討してきた。同社は今後数週間以内にCSRを含む新たな取り組み「#SIAcares」を発表する予定にしており、今回発表した取り組みはその一部となる。
　清掃手順に関しては航空機、ラウンジを含むすべてにおいて見直しを行った。航空機はフライト前に殺菌力のある消毒剤で窓やトレイテーブル、機内エンターテインメント画面、化粧室などの清掃を行っているほか、ヘッドホンや枕カバーなどはフライトのたびに洗浄し交換を行っている。
　ラウンジのサービスについてはビュッフェの代わりにアラカルト形式のメニューを提供する。また同社のスタッフは常時マスクを着用し、必要に応じて手袋を使用する。