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ANA4月、国際線旅客数は95.8%減の3万4976人
国内線も91.2%減、新型コロナ影響大きく
全日空(ANA)が6月12日に発表した4月の輸送実績によれば、国際線の旅客数は前年のわずか4.2%(前年同月比:95.8%減)に留まる3万4976人だったことが明らかになった。一方で国内線の旅客数も前年の8.8%(91.2%減)の27万468人となっており、新型コロナウイルス感染拡大の影響を、大きく受けた実績となった。
国際線の座席供給量を表すASKは、前年同月比85%減の8億4128万2000座席キロとなり、需要を示すRPKは94.5%減の2億2986万3000人キロに留まった。国際線各方面ともに旅客数、ASK、RPKといった各指標ともに崩壊したANAの路線ネットワークを如実に表す低水準の実績となった。
国内線も政府の緊急事態宣言の影響で、国民に広く自粛ムードが広がって航空需要が消失。その結果、前述したように旅客数はわずか27万468人にまで減少してしまった。・・・
※写真=ANAの4月実績がまとまった。国際線旅客数は前年同月比95.8%減、国内線も91.2%減となった