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2020.06.17

WING

ジェイエア、摩耗予測活用したタイヤ交換実施

 日本航空(JAL)は6月16日、ブリヂストンと協働して、JALグループのジェイエアが使用しているE170・E190型機を対象としたタイヤの摩耗予測技術を活用したタイヤ交換を開始したと発表した。
 航空機のタイヤは、機体重量を支えつつ離着陸時には離陸速度への加速と着陸時の減速を繰り返すという過酷な条件化で使用しているため、数百回離着陸する毎に交換する必要がある。だが、タイヤの摩耗進展速度は使用環境などで異なっており、これまでは突発的なタイヤ交換の必要や交換時期の集中などの問題があったという。
 今回の協働にあたっては、JALとジェイエアが持つ航空機に関する知見およびフライトデータと、ブリヂストンの持つタイヤに関する知見・デジタルを活用した摩耗予測技術をかけ合わせたことという。JALは、当該技術を用いたタイヤ交換を5月から開始したところ、タイヤ交換時期精度の高いタイヤ交換が可能になったと述べ、結果としてホイール・タイヤの在庫削減やく空気整備作業が効率化するとしている。