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2020.06.18

WING

中東派遣の「たかなみ」が30日に日本へ

4ヵ月ぶりに横須賀帰港、安全な船舶の航行に貢献

 統合幕僚監部は、中東地域で派遣情報収集活動水上部隊として活動した護衛艦「たかなみ」が6月30日に横須賀基地へ帰港すると発表した。同艦艇は、情勢に不安のあった中東地域で日本関係船舶の航行の安全を守るため、第1次隊として今年2月に出港した。任務を終えて、約4ヵ月ぶりに日本へ戻ることになった。
 「たかなみ」は、日本が消費する原油の9割が中東地域を航行する船によって賄われているため、当時緊張が高まっていた中東地域で情報収集の任務に就いて、航行の安全と安心の維持に貢献してきた。同地域では当時、イランと米国との関係が悪化していたこともあって、油田施設への砲撃事案や、日本関係船舶の爆破事案などが相次ぎ、緊張が高まっていた。「たかなみ」の活動期間中は、大きな事案など発生せず、6月9日には第2次隊の「きりさめ」との交代を完了して、帰国の途についた。

 

※写真=2月2日に横須賀を出港した「たかなみ」が約4ヵ月ぶりに帰港する