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国交省、制限区域の自動走行実験、実施者募集へ
地上支援業務の労働力不足の解消目指す
国土交通省は、空港地上支援業務の省力化・自動化の推進を目指して、国内初となる空港の制限区域内での乗客・乗員の輸送を想定した、自動走行の実証実験を実施する。それに当たり、実証実験実施者の公募を開始。7月27日までに応募者の中から選定する計画としている。
国交省では、深刻化する空港地上支援業務の労働力不足により旅行者の利便性が損なわれないよう、官民連携により先端技術の活用について検討・検証を行っているところ。このたびの募集では、利用可能な自動走行車両および同車両に付随する技術の提供が可能な、民間企業または企業共同体が対象で、日本での法人格または支店を有していることが条件となっている。実証実験の実施は、今年10月から来年2月ごろを想定して、仙台・成田・羽田・中部いずれか、応募者の希望する空港で行うこととしている。また、同実験の説明会は、7月6日に羽田空港で実施する予定としている。