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2018.06.27

WING

JAXA、「はやぶさ2」がリュウグウに到着と発表

距離20キロ維持、機体正常な状態を確認

 宇宙航空研究開発機構は6月27日、、小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星リュウグウへの到着を確認したと発表した。これは27日に実施したスラスタの噴射による軌道制御のマニューバーの結果、「はやぶさ2」から送られて来たデータから、噴射時間が予定どおり行われたこと、リュウグウとの距離が約20キロメートルであること、距離を維持できていること、「はやぶさ2」の状態が正常であることを確認したとしており、これをもって、「はやぶさ2」は27日午前9時35分(日本時間)の小惑星リュウグウに到着したことを確認したとしている。
 今後はリュウグウの科学観測、試料採取に向けた調査活動などを行う予定。
 なお、「はやぶさ2」のプロジェクトには、JAXAのほか、東京大学、高知大学、立教大学、名古屋大学、千葉工業大学、明治大学、会津大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所が参加している。

※画像=「はやぶさ2」の化学推進系スラスタの位置(赤丸内)。合計12基搭載されXYZ軸制御に活用される。(提供:JAXA)