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2020.06.26

WING

UAC、MS-21-300型試験4号機の塗装を完了

ラメンスコエ空港に戻り、客室内の認証試験実施へ

 統一航空機製造会社(UAC)は6月25日(ロシア現地時間)、国産旅客機MS-21-300型機の試験4号機の塗装を完了したと発表した。試験4号機は6月10日に飛行試験を行っているモスクワ州・ラメンスコエ空港からウリヤノフスク・ヴォストーチヌイ空港まで飛行して、現地のスペクトル-アヴィアで塗装作業に入っていたところ。
 塗装作業を終え、白を基調とした試験2・3号機と同様の塗装となった試験4号機は、再びラメンスコエ空港に戻り飛行試験を続けるという。
 試験4号機は非常脱出を含む客室内の認証試験を行うため、MS-21-300型機のLCC向けの最大座席設定となる211席仕様の内装となっている。MS-21-300型機は、同クラスの旅客機としては最大の胴体幅を持っており、顧客は通路幅を広くしたレイアウトや、幅の広いより快適なシートを採用したレイアウトを選択することができるのが特徴とのこと。

 

※写真=スペクトル-アヴィアでの塗装作業を終えたMS-21-300型試験4号機(提供:UAC)

※写真=試験4号機の内装。今は試験・計測機器やエンジニアのワークステーションを設置しているため172席だが、客室試験時には座席を設置して211席仕様にするとのこと(提供:UAC)