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COMAC、ARJ21を中国3大航空会社に同時納入

各社が年内に3機のARJ21を受領予定
中国商用飛機(COMAC)は6月28日(中国現地時間)、中国3大エアラインである中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空の3社に対し、ARJ21型機1機をそれぞれ納入したと発表した。
ARJ21型機は78席から90席の座席仕様を選べるリージョナルジェット機で、航続距離2225キロから3700キロメートルの短中距離機。今回納入した3機はいずれも全席エコノミークラス90席仕様で、今年は3社ともに3機のARJ21を受領する予定だ。
中国国際航空はARJ21の導入で路線網の拡大やフリート構成の最適化を図り、競争力を更に強化するとしている。
また、中国東方航空では今年2月26日にARJ21型機やC919型機を運航する子会社の一二三航空を設立。上海虹橋国際空港を拠点とする一二三航空において運用することになる。
さらに中国南方航空では、導入したARJ21型機を本社のある広州に配備することを検討しており、順次就航していく。
※写真=中国国際航空のARJ21型機(提供:COMAC)
※写真=中国東方航空では今年2月に設立した子会社の一二三航空で運航する(提供:COMAC)
※写真=中国南方航空のARJ21型機(提供:COMAC)