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2020.06.29

WING

レイセオン、THAAD用AN/TPY-2レーダー7基を受注

サウジ向けFMSで、契約金額は23億米ドルに

 レイセオン・テクノロジーズは6月26日(米ツーソン現地時間)、傘下のレイセオン・ミサイル&ディフェンス(レイセオンM&D)が米国ミサイル防衛庁との間に、終末高高度防衛ミサイル(THAAD)システム用AN/TPY-2レーダー7基の生産契約を結んだと発表した。これはサウジアラビア王国向けの有償軍事援助(FMS)の一環で、契約金額は23億米ドルになる。
 AN/TPY-2は窒化ガリウム(GaN)半導体を用いた移動式Xバンドレーダーで、弾道ミサイルの早期探知を行うための前方配備モードとTHAADシステムの一部として迎撃ミサイルの誘導を行うターミナルモードの2つのモードで作動する。・・・

 

※写真=AN/TPY-2レーダー(提供:レイセオン・テクノロジーズ)