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GE、空自C-2搭載CF6システムを12台受注
計218億円に、一括取得で48億円効率化
GEアビエーション・ディストリビューション・ジャパンは6月29日、防衛省との間で航空自衛隊が運用しているC-2輸送機搭載用エンジンの「CF6-80C2K1F」を12台分受注したことを発表した。契約金額は218億円。同社によれば、今回契約を締結したエンジンは2021年下旬から航空自衛隊に納入する計画だ。
昨今の防衛装備品の調達効率化の方針に沿い、GEアビエーションはCF6-80C2K1F推進システムの取得に関して経済効果の高い提案を行ってきていた。その結果、2020度防衛予算でCF6-80C2K1F推進システム12台分の一括取得予算が認められていた。
同社によれば、この一括取得によって、約48億円の効率化が見込まれているとのことで、2021年度以降も継続的に一括取得を提案していく方針だ。
航空自衛隊が運用中のC-2輸送機のエンジンとしてGEアビエーションのCF6-80C2エンジンが2003年に選定されて以降、・・・
※写真=航空自衛隊のC-2。GEアビエーションのCF6を搭載する。一括取得により予算効率化を図った