河野防相、陸型イージスの離島配備も「困難」

防護範囲や工期の面で代替ならず、地元約束強調

　河野太郎防衛大臣は6月26日の閣議後会見で、配備を断念したイージス・アショアの代替地について、ブースター落下の危険性が少ない離島などへの配備も、防護範囲や工期などを考慮した上で、“配備が困難”だと判断したことを明かした。予てより、イージス・アショアの技術的な確度や、コストパフォーマンスなど、疑問視する声が一部報道から聞かれた。その矢先にブースター落下地点のみを理由とした配備断念に疑問が集中し、代替地候補の疑問に大臣が答えた。
　河野大臣は山口県の地元に対する説明の段階で、ブースターを演習場内に落下させることが前提の条件だったことを改めて強調。。「そこはしっかり守らないと、地元の御理解・御支援をいただけない」として、改めて地元に対する約束を優先させたと説明した。また秋田県・新屋演習場で行っている再調査については、配備を断念しても再調査の結果を出したい意向を示していた。その上で、・・・

敵基地能力の議論、専門用語の共通見解必要
分かりやすい説明実施、国民も参加できる情報発進