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エアバスヘリ、H160の型式証明取得
初号機は年内に米国顧客へ引き渡し
エアバス・ヘリコプターズは7月2日、欧州航空安全庁(EASA)からH160の型式証明を取得したことを発表した。初号機は2020年中に米国の顧客に引き渡す予定ことをしていることから、今後、米連邦航空局(FAA)からも型式証明を取得する計画だ。
H160はエアバス・ヘリコプターズが開発してきた5.5トン~6トンクラスの双発ヘリコプター。H145とH175の隙間を埋めることができる新たなプロダクトとして、操縦士が1~2名に対して、最大12名の旅客を輸送することができる。人員輸送や救急医療、ビジネスおよびVIP輸送、様々な公共サービスなど、多様なミッションに対応することが可能な機体だ。その最大離陸重量は5670kgで、巡航速度が155ノット(時速285km)、最大航続距離460海里(約852km)、最大で4時間10分もの長時間飛行することができることなどが特徴だ。
※写真=EASAから型式証明を取得したH160(提供:エアバス・ヘリコプターズ)