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ロッキード、米陸軍MLRS再装備で追加契約獲得
44両のM270を最新仕様に改修、2億2600万米ドルで
ロッキード・マーティンは6月30日(米ダラス現地時間)、米陸軍のM270多連装ロケットシステム(MLRS)再装備における改修契約を、2億2600万米ドルで米陸軍と契約したと発表した。米陸軍では50両のM270を最新仕様に改修する初期契約を2019年に結んでいるところ。
今回の契約は44両のM270改修作業を追加するもので、ロッキード・マーティンはレッド・リバー陸軍補給廠と協力してM270をリビルドおよびアップグレードして、新品のエンジンや改良型装甲キャブを搭載。この改良型装甲キャブは内部容積を大幅に拡張したほか、新型の衝撃吸収座席を装備することで、地雷や即席爆発物(IED)の爆発から乗員を保護するという。また共通射撃統制システム(CFCS)を搭載することで、現在開発中の次世代短距離弾道ミサイル「PrSM」・・・
※写真=ロッキード・マーティンは44両のM270改修作業を追加する契約を米陸軍と結んだ(提供:ロッキード・マーティン)