ウイングトラベル
★コロナ破綻、7月103件と初の月間100件超え
4月から急増、累計305件、東京74件と突出
東京商工リサーチによると、7月2日17時現在の新型コロナウイルス感染症関連の負債1000万円以上の経営破綻は、全国で305件、うち倒産242件、弁護士一任・準備中63件に達した。2月2件、3月22件から4月、5月は80件台に急増し、6月はこれを上回る103件と初めて100件台を超えた。7月は2日までに既に11件発生している。
また、集計対象外の負債1000万円未満の小・零細企業・商店の倒産は7件判明している。水面下では、制度融資や支援策などを活用しないままに休業、廃業状態に陥ったケースも増加しており、これらの「休業企業」の動向に注目が集まっている。
業種別では、飲食業が49件で最多。次いで、インバウンド需要消失や旅行・出張の自粛が影響した宿泊業が39件。百貨店や小売店の休業が影響した製造・販売のアパレル関連が36件と一般個人消費関連の業種が目立っている。
※新型コロナ関連の都道府県別破綻状況(出所:東京商工リサーチ)