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防衛装備庁、装備品の一般向けオークション開催へ
河野防相、取組み進みF-35 1機分の収入期待
防衛装備庁は7月26日に、不要となった防衛装備品の競り売り(オークション)を開催するに当たり、参加者の応募を開始した。これは一般を対象にした初の試み。防衛力整備の実質的な財源確保を目的として、これまで鉄くずや廃棄物などとして売却・処分してきた物品を可能な限り高額で売り払って収入を確保する。河野太郎防衛大臣は、この初めての取組みに「とりあえず1回目やってみて、どんな感じか手応えを知りたい」と話した。さらに各省庁に対して麻生太郎財務大臣から収入の確保が求められているとして、この取組みが将来的に「F-35、1機分の収入を上げられたらいい」と、希望を述べた。
河野大臣は、このオークションで得た収入について、一旦は国庫に入るとしながら、当然「防衛省が努力している分は予算的に考えていただくことになる」と説明した。最初の取組みで出品するのは、30品目ほど。水筒・飯盒や、航空ヘルメット・酸素マスク・ヘルメットバッグなどセットで販売することになる。さらに今後は「いずれネットなどもっと幅広く、大勢の人が参加できるようなこともやりたい」と述べた。
河野大臣は新たな財源確保の取組みについて、「防衛関係費1.1%増という縛りがある中、様々な新領域への投資を行っていかなければならない」と説明。厳しい懐の事情を滲ませた。さらに世界各国でゲームチェンジャー技術の開発に多額の投資を行っているとして「防衛省としてもやれることは最大限やらなければいかん」と述べた。その中でこの度の取組みについては、財務省に対する姿勢だとして「しっかり収入上げている姿勢を見せて概算要求に臨みたい」考えを示した。
※防衛装備庁ホームページ
https://www.mod.go.jp/atla/choutatsu_seriuri/index.html