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防衛省・自衛隊で14人目のコロナ感染確認
陸自医官が市中感染疑い「高リスク立入控えて」
河野太郎防衛大臣は7月3日の閣議後会見で、防衛省・自衛隊として14人目の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。感染したのは、防衛医科大学病院勤務の30代男性陸上自衛官。6月29日に発熱や咳の症状が現れたため、30日に検査を行い、感染していることが分かった。この自衛官は医官だが、これまで感染症対応に関係する業務には就いておらず、また同病院では感染症患者の診療にも当たっていないため、市中感染の見方が強いという。防衛省では現在、保健所とともに感染経路を追っているところだとした。
河野大臣はこの度、初めて省内の医療従事者が感染したことを受けて、市中感染のリスクが「特に東京は特定の場所で増えている」と述べた。そのため、医療に従事する自衛官に対して「市中感染リスクの高い場所への立ち入りはなるべく控えてもらいたい」と話し、これまで以上に対応を十分図り、院内感染を防ぐよう呼びかけた。また都内では最近、陽性判定者が連日100人を超えるペースで確認されていることについて「非常に重く見ている」と話し、推移を注視する構え。今後、必要に応じたかたちで、自衛隊でも対応策を取って感染拡大の防止を図る必要性があるとした。・・・