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三菱重工小牧南工場でリージョナル・デポ開始
空自F-35Aの機体整備開始、同工場で組立と整備実施
防衛省は7月1日から、航空自衛隊が装備するF-35の機体整備拠点「リージョナル・デポ」の準備が整ったとして、整備機の受け入れを開始すると発表した。2日から、1機目の空自F-35Aを受け入れて、1機目の整備を開始した。
このリージョナル・デポは、三菱重工小牧南工場に置いて、今後はF-35の機体の定期的な整備や、臨時の分解・検査などを要する整備のほか、改修などを実施する予定。米国政府では2014年12月に、アジア太平洋地域におけるF-35の機体整備拠点となるリージョナル・デポの設置について、日本のほか、オーストラリアに置くことを決めていた。
リージョナル・デポを置く三菱重工の小牧南工場は、F-35Aの組立作業を行うFACOがあり、同工場ではF-35Aの組立だけでなく整備も行うことになった。今後、エンジンのリージョナル・デポも設置することになる。
※写真=航空自衛隊のF-35A。組立を行う小牧南工場で、整備を実施するリージョナル・デポが立ち上がった