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九州発生の集中豪雨、自衛隊災害派遣で507人救助
航空機の吊り上げで4日150人救助、5日は87人
九州地域で7月3日夜から発生した集中豪雨は、熊本県を中心に土砂崩れや増水などによる被害を拡大している。5日時点で死亡者24人、行方不明者11人が確認されている。防衛省・自衛隊は4日から、陸・海・空各自衛隊の航空機を派遣して救助活動を実施。さらに地上部隊による救助活動を含め、4・5日累計で507人の救助を行った。さらに、物資輸送や被害情報収集などを実施している。
熊本県知事から派遣要請を受けた陸上自衛隊第8師団長は4日早朝、1万人態勢として現地へ人員約1570人、航空機22機を派遣して、人命救助を開始した。増水などの被害が大きい八代市、人吉市、球磨村では、航空機による吊り上げ救助によって150人を救助した。航空機を派遣した部隊は陸上自衛隊から第8飛行隊(高遊原)、第4飛行隊(目達原)、西部方面航空隊(目達原)で、海上自衛隊から第22航空群(大村)、航空自衛隊から芦屋救難隊、新田原救難隊。このとき13機のUH-60と、3機のUH-1が救助に当たった。
また地上では、ボートによる救助活動を実施した。地上部隊は、陸自第24普通科連隊(えびの)の約70人、第42即応機動連隊(熊本)の約330人、第8施設大隊(川内)の約60人、西部方面特科連隊(北熊本)の約250人が人命救助を行い、空自第9警戒隊(下甑)の約30人が鹿児島県で土砂の撤去を実施。この地上の活動で79人を救助した。
5日の活動では、航空機による吊り上げ救助で87人を救助。陸自第8飛行隊、第4飛行隊、西部方面航空隊、空自航空救難隊(芦屋・新田原)、海自第22航空群が航空機を派遣した。地上部隊では191人を救助した。ボートにより、第12普通科連隊(国分)、第24普通科連隊、第42即応機動連隊、第43普通科連隊(都城)、西部方面特科連隊、第8施設大隊が人命救助を行った。
さらに、人命救助以外にも物資輸送、・・・
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※写真=上は吊り上げ救助の様子、下は地上部隊によるボートでの救助活動(提供:統合幕僚監部)