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川崎重工、BK117D-3の航空局型式証明は今秋に
2021年春には国産初号機を顧客納入
川崎重工業は7月6日、エアバス・ヘリコプターズと共同で開発していた5枚ローターブレードの「H145/BK117D-3」について、今秋には日本の国土交通省航空局から型式証明を取得する見通しにあることを発表した。同社によれば、D-3国産初号機の顧客に対する引き渡しは、2021年春を予定しているという。
既報の通り、エアバス・ヘリコプターズは去る6月22日、EASAから「H145/BK117D-3」の型式証明を取得したことを発表済みだ。そうしたなか日本の国土交通省航空局からの型式証明についても、今秋に取得することができる見通しとなった。
これまでも同型機の受注を獲得することに成功してきたが、川崎重工業としてもEASA型式証明取得を機に、国内外で受注をさらに獲得していくことを目指す。
※写真=国土交通省航空局からのH145/BK117D-3の型式証明取得は今秋を予定している(提供:エアバス・ヘリコプターズ)