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5月の世界の貨物需要、前年比20.3%減に
キャパシティも34.7%減、積載率は10ポ増の57.6%
国際航空運送協会(IATA)が先ごろ発表した5月の世界の航空貨物市場のデータによると、航空貨物需要を表すCTKは、前年同月比20.3%減少した。貨物スペースの供給量(キャパシティ)を示すACTKは34.7%減少しており、貨物積載率を示すCLFは10.4ポイント増加した57.6%だった。
IATAは「航空貨物市場はやや改善している」との見方を示す一方、「運航することができず、地上に駐機している旅客機のベリースペースを活用した貨物輸送がなくなったことで、キャパシティが需要を満たせない状況が続いている」として、旅客便の大量運休によってベリースペースを使った貨物輸送を行うことができず、潜在的な貨物需要を満たすことができていないと分析した。・・・
※写真=IATAが5月の貨物市場データをまとめた。コロナ禍で旅客便のベリースペースを使えず需要に対応しきれず。写真は6月3日に貨物便として運航したZIPAIRの初便