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米国務省、インドネシアにMV-22オスプレイのFMS承認
MV-22BlockC 8機、日本に続く3番目の導入国に
米国務省は7月6日(米ワシントン現地時間)、インドネシアに対するMV-22オスプレイの有償軍事援助(FMS)を承認したと発表した。見積もり金額としては、MV-22 BlockC 8機と関連機器の売却で20億ドルになるとのこと。国防総省安全保障協力庁(DSCA)は同日に議会に要求承認を通告した。
なお、今回のFMS売却が順調に進めば、インドネシアは米国、日本に続く3番目のオスプレイ導入国となる。
今回のFMSで主に売却するのは、MV-22 BlockC 8機のほか、ロールスロイス・AE 1107Cエンジン24基、AN/AAQ-27前方設置赤外線レーダー20基、AN/AAR-47ミサイル警報装置20基、AN/APR-39レーダー警報受信機20基、フェリーサービスや各種技術サポートなど。また武器関係としては、M240D 7.62ミリ機関銃20丁、GAU-21(ブローニングM3M)機関銃20丁がある。
米国務省は、「今回のFMSはインドネシアの人道・災害救援活動能力を強化するとともに、水陸両用作戦を支援するもの」とその意義を述べている。
※写真=米国務省はインドネシアにMV-22オスプレイのFMSを承認した。順調に進めば、インドネシアは米国、日本に続く3番目のオスプレイ運用国となる(写真は米海兵隊のMV-22)