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河野防相、九州豪雨被害で即応予備自200人招集へ
コロナ対策行い現場へ、1万人態勢のさらなる強化も
河野太郎防衛大臣は7月7日の閣議後会見で、今般の大雨による九州地方を中心とした水害対応に当たり、即応予備自衛官を最大200人招集することを明らかにした。7日の時点で40人が集まるとして、コロナウイルス感染症対策について十分教育を行った上で、現場へ送り出したい考えだ。
河野大臣は、この豪雨被害に対応するため、自衛隊として1万人態勢で、人命救助、道路啓開、物資輸送、給水支援、情報収集などを行っていると説明した。その態勢の中で、6日には自衛隊員2956人、航空機5機が活動した。その上で「必要なら、1万人態勢をさらに増強することも考えていきたい」と話した上で、まずは人命救助に力を入れる意向を示した。この度の水害では、川の越水などで孤立した地域が多く、多くの橋梁も流された。自衛隊が行う活動は、そこへ「水・物資を届ける、必要ならばそこから救助して避難所へ運ぶということ」だとし、さらに「孤立を解消するための道路の啓開をまずしっかりやっていかなければならない」と述べた。
また、物資輸送や道路啓開を行った後には、次のフェーズとして生活支援が始まるとした。そこで切れ目なく支援できるよう、部隊の指揮官へ「しっかりと先々を見通しながら、必要な態勢を取るように求めていきたい」と話した。
河野大臣は、自衛隊に対して関係する県や市町村と緊密に連携をし、災害派遣の要請を受けた際に、万全の態勢をとって出ることができるよう指示したという。また、今後も大雨が続きそうだとして、引き続き万全の体制を継続するとした。
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