記事検索はこちらで→
2020.07.10

WING

ノースロップ、次世代エアバースト弾の開発契約結ぶ

米陸軍ストライカー旅団向け、XM813用30ミリ弾薬で

 ノースロップ・グラマンは7月9日(ミネソタ州現地時間)、米陸軍機動弾薬システムのプロジェクトマネージャー(PM-MAS)との間で、XM813ブッシュマスター用の次世代エアバースト弾の開発契約を結んだと発表した。
 ノースロップ・グラマンが開発する次世代エアバースト弾は30ミリ×173ミリで、プログマラブル・エアバースト、着発信管、遅延信管、の3つの信管モードを選択可能となっている。この弾薬を使用するXM813は口径30ミリのチェーンガンで、米陸軍のストライカー旅団戦闘団の車両などに搭載する目的で開発が進んでいるところ。
 ノースロップ・グラマンでは最初のエアバースト弾の納入を、ドイツ駐留の米陸軍第2騎兵連隊所属の、30ミリブッシュマスターを装備したストライカーICV装甲車向けに今年から開始している。ノースロップ・グラマンは、「開発中の次世代エアバースト弾は将来のストライカー旅団戦闘団だけでなく、更なる米陸軍のプラットフォーム出の使用にも対応する」と語っている。

 

※写真=開発中の30ミリエアバースト弾の実際の射撃の様子。遮蔽物に隠れた目標も倒すことができる(提供:ノースロップ・グラマン)