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ソフトバンク、有線給電ドローン無線中継システム開発
双葉電子工業・東工大と共同、災害時に携帯の迅速復旧
ソフトバンクと双葉電子工業は7月9日、災害発生時に携帯電話のサービスエリアを迅速に復旧させることを目的とした「有線給電ドローン無線中継システム」を共同で開発したことを発表した。両社は同システムについて、東京工業大学工学院の藤井輝也研究室と共同開発した。
ソフトバンクらによれば、千葉県市原市にあるドローン飛行場において、長時間無線中継を行う実証実験に成功した。
この「有線給電ドローン無線中継システム」は、双葉電子が開発したドローンをベースに、ソフトバンク、東京工業大学および双葉電子が共同で有線給電対応に改装した後に、ソフトバンクと東京工業大学が共同開発した無線中継装置と有線給電システムを搭載した。
システムはソフトバンクの全国の主要なネットワークセンターに配備されている「係留気球無線中継システム」と併用して、自然災害などにより支障が生じた携帯電話サービスエリアを、より迅速に復旧させることを目的に開発したという。
地上に設置した無線中継装置(親機)と、ドローンに搭載した無線中継装置(子機)で構成。ドローンの飛行と搭載した無線中継装置(子機)に必要な電力を、地上から有線給電することで長時間の運用を可能にする。・・・
※画像=有線給電ドローン無線中継システム。災害発生時に携帯電話の各種インフラが損傷しても迅速にサービスを復帰させることが狙いだ(提供:ソフトバンク)
※画像=災害対応臨時無線中継システムの運用概念図(提供:ソフトバンク)