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2020.07.16

ウイングトラベル

★6月の日本人出国者数、99.3%減の約1万人

 ベトナムで渡航緩和第一弾、1-6月は7割減

 日本政府観光局(JNTO)が発表した6月の日本人出国者数は、前年同月比99.3%減の1万700人となり、3カ月連続で99%台の落ち込みとなった。ただ実数では、4月の3915人を底に、5月は5539人、6月は1万700人と、わずかながらも底打ちしている。この結果、2020年1-6月の上半期累計は、前年同期比68.7%減の299万400人となり、7割近く減少、実数で約655万人の減少となった。
 6月については、去る5月25日に緊急事態宣言が解除され、国際往来の再開に向けた二国間協議がタイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国との間で行われ、出入国制限緩和の第一弾として、日本(成田)からベトナムへのチャーター便3本が6月25-
27日に運航され、約440名のビジネス渡航者が出国した。
 ただし、空港へのPCR検査センターの設置などはこれからで、本格的な国際往来の再開までにはまだ時間がかかるものとみられる。

 

■空港別の出国者数、成田7074人で66%占める
 羽田2723人、関空801人、8空港から出国

※表=6月および1-6月累計の空港別の日本人出国者数