記事検索はこちらで→
2020.07.17

ウイングトラベル

★デルタ第2四半期決算、純損益57億ドルの赤字

 新型コロナ影響で旅客収入は94%減6.7億ドル

 デルタ航空(DAL)が発表した2020年第2四半期(4〜6月期)決算は営業収益が前年同期比88%減の14億6800ドル、純損益は14億4300万ドルの黒字から57億1700万ドルの赤字に転落した。新型コロナウイルスの感染拡大で旅客収入が94%減と大幅なマイナスとなったことなどが響いた。
 旅客収入は94%減の6億7800万ドルとなった。路線別の収益を見ると、米国国内線は93%減の5億6400万ドル、太平洋路線は95%減の3200万ドル、大西洋路線が97%減の6400万ドル、ラテンアメリカ路線は98%減の1800万ドルと大幅に減少した。また、貨物収入は42%減の1億800万ドルとなった。
 営業費用は輸送量の減少に伴う燃料費やメンテナンス費用が削減されたことや4万5000人以上の従業員が自発的な無給休暇を選択したこと。さらに事業全体のコスト管理の強化により40%減の62億8300万ドルとなった。
 このほか、同社は米国政府のコロナウイルス支援・救済・経済保証法(CARES法)で54億ドルの緊急援助を受けたほか、ラタム航空への投資で11億ドル、アエロメヒコ航空への投資で7億7000万ドル、ヴァージン・アトランティック航空への投資で2億ドルの評価損を計上した。