WING
UAC、MS-21-300の水吸い込み試験開始
統一航空機製造会社(UAC)は7月16日(ロシア現地時間)、傘下のイルクートが開発しているMS-21-300型機が水吸い込み試験を開始したと発表した。これは滑走路上に水がある状況下での航空機の運航能力を確認するもの。MS-21-300型機の認証プログラムの一環で実施しており、試験の経過は認証機関の代表者とイルクートの技術者が記録する。
試験はウリヤノフスク・ヴォストーチヌイ空港で行っており、ロシア国内および国際基準に基づく長さ70メートル以上、幅20メートル以上のいわば「プール」を設置して実施する。
MS-21-300型機は近日中に、スラストリバーサーの使用を含む幅広い速度域、異なるエンジンモードでこの「プール」の上を滑走し、水がメインエンジンおよび補助動力装置の動きに影響を及ぼさないことや、機体の構造・システム・装置に損傷を与えないことを確認する。
※写真=MS-21-300型機が耐水テストを開始(提供:UAC)