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ノースロップ、対無人航空機でエピロスをパートナーに
電磁パルスシステムを統合
ノースロップ・グラマンは7月20日(バージニア州マクリーン現地時間)、自社の対無人航空機(C-UAS)システム開発において、エピロスと戦略的サプライヤー契約を結んだと発表した。
エピロスは米軍向けの電磁パルス(EMP)兵器を開発しているスタートアップから3年目の新興企業。今回の契約は、ノースロップ・グラマンのC-UASシステムにエピロスのEMP兵器システムを統合することで、非キネティックのC-UAS対処能力を補完するものとなっている。
エピロスのC-UAS EMPシステム「レオニダス」は、設置型および移動型の防衛用C-UASシステムとして設計しており、商用のソリッドステート半導体技術を利用して小型軽量化を実現しているという。このため、連続発射回数に悩まされることなく、スタンドオフ距離を伸ばすとともに光の速さで交戦することが出来る様にしている。「レオニダス」を「発射」すると、EMPを指向性を持たせることや、地形や空中の影響を除いてフォースフィールドを作成する様に調整できるとのこと。
ノースロップ・グラマンは、「現代の戦場ではUASの脅威は増殖している。エピロスのEMP兵器システムを我々のC-UASシステムを統合することで、進化する脅威への対抗手段を発達させていく」と述べている。
※画像=ノースロップ・グラマンは自社のC-UASシステムにエピロスのC-UAS EMPシステム「レオニダス」を統合する(提供:エピロス)