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787-10エコデモンストレーターが8月に初登場
排出量・騒音削減試験、エティハド納入前の機体で
ボーイングとエティハド航空は7月20日(シアトル現地時間)、エティハド航空が今秋にボーイングから受領する計画の787-10ドリームライナーを、納入前にエコデモンストレーターとして活用することを発表した。同機を使って、温室効果ガスおよび騒音削減に向けた試験を実施する。787-10型機をエコデモンストレーターとして活用するのは今回が初めてのことで、8月から試験を開始する予定だ。
ボーイングによれば、この取り組みは昨年11月に両社間で締結した持続可能性を探るための戦略的パートナーシップに基づくものだという。
今年の試験でボーイングとエティハド航空は、米航空宇宙局(NASA)やサフラン・ランディング・システムズなどのパートナーと協力して、機体と地上に設置したセンサーから航空機の騒音測定を実施する。取得するデータは、航空機の騒音予測プロセスや、降着装置を含む航空機の設計を改良することで、騒音を低減することの可能性を検証する。
また、パイロット、管制官、航空会社のオペレーションセンターが同時・・・
※写真=787-10型機がエコデモンストレーターとして初めて活用される。同機はエティハド航空に引き渡し前の機体だ(提供:ボーイング)